新年おめでとうございます。
今年は干支の最期の亥で集大成の年です。また、いのししは「猪突猛進」と言われるように、勇気と躍進の象徴であるのと同時に多産で無病息災の象徴でもあり ます。皆様のご健康とご多幸をお祈りし、今年も皆様から親しまれ役に立つ「あっとほーむ」を目指しますのでよろしくお願いいたします。 地域共生委員会  委員長 須藤演子

平成19年1月号


新年明けましておめでとうございます。
本年一年が皆様に幸多い日々でありますように心から祈念いたします。
今年は、亥年。亥は閉じている状態を表し、生命の継続が固い殻の中で静かに新しい息吹を成長させている姿を現しているといわれています。繋がって行く生命の強さを感じられる一年にしていきたいと思います。
緑寿園ご利用者の最高齢は今年107歳になられますが、100歳を過ぎてからの年の重ねはたおやかで明るい強さが感じられます。また、ご利用の皆様が日々の表現活動を通して表出される幾十年の想いの姿は日に力強く美しいものです。例えば長い時間をかけて経験を醸成し、表現された絵画の世界は長い人生の意味を深くしてくれます。そして、あらためて敬老の意義を理解することができます。
最近になって、戦後の変革期からつづいてきた国の容への想いが急激に表舞台に登場し、静かに動きを起こしています。国の選挙を契機としてそれぞれの人生の価値観や国の容の選択が行われようとしています。日本の基本となる理念について国民自らが選択するときがくるようです。経験していない方達とで将来へ期待するものは随分と違っているようにも思います。戦前戦中戦後を生き抜いてきた高齢者の皆様に多くの経験をもとに、これからの社会がどのようであったらいいのか、貴重なご意見表示を期待させていただきます。


平均寿命が延びると共に、体調を維持管理することも大切になりました。もう年だから何でもいいというのではなく、病気にならないように予防していくような食生活が見直されてきています。食事で病気の抵抗力をたかめることができたり、老化を遅らせたりすることも可能なことがわかってきました。

この食べ物は“体に良いもの”と良く言われます。体に良いとは、どのようなものでしょうか?人にはそれぞれの体格があり、体調も、年齢が進むにつれて個人差が大きくなってきます。食事は病気や薬との作用もあり、簡単に当てはめてしまうわけにはいきません。体調に合わせて摂る食事が理想です。

1)高齢者の低栄養

年齢が進むにつれて体の機能が低下して、栄養素の貯蔵能力が低くなり、色々なところで支障がでてきます。低栄養から生活機能の自立度が低下し、その低下がさらに低栄養を加速させるという負の繰り返しが起こってくることが問題です。老年期になったからこそ減塩に心がけ、適切な食事を摂り、適度の運動を取り入れていく事が大切です。

2)脱水

加齢によって体水分量が減少して、血液量の減少傾向もみられます。さらに発熱、下痢、嘔吐などでも脱水しやすくなります。高齢になると舌や口腔内の感想の自覚症状が低下することもあり、日常生活でも水分摂取量が減少していることがあります。そのため高齢者は脱水になりやすいと考えられています。

3)便秘

胃や腸など消化管の機能低下によって、便秘や下痢を起こしやすくなります。野菜やイモ類など植物繊維もしかりと摂りましょう。ヨーグルトなども良いでしょう。また水分も大切です。

4)咀嚼力の低下

歯の具合が悪かったり義歯が合わずに食べ難くなる事があります。咀嚼により分泌される唾液は消化管への負担を少なくし、食べ物の味を十分に感じる事ができ、薄味でも美味しく食べることに効果があります。歯の調整に定期的な健診を受けましょう。

 

高齢者は低栄養も問題ですが、反対に過栄養も問題です。
生活習慣病のそれぞれが、独立した別の病気でなく内臓脂肪の肥満により引き起こされ易くなった状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と言います。

 

低栄養の判断にはアルブミン値という数値を使います。お手元に健康診断の結果があれば、肝機能の欄を見てください。その中に、アルブミンという項目があり ます。アルブミンは肝臓で作られ、内臓たんぱく質量を反映しています。栄養状態を調べるにはよく活用される数値です。アルブミン値が3.5/dlを下回る と低栄養状態と判定されるようになります。低栄養状態になると、活動性が低下し、感染症にもかかりやすくなります。浮腫や合併症に結びついたりすることも あります。高齢者はアルブミン値が低下しないよう、肉や魚のように、たんぱく質を多く含む食品を多めに摂る事が必要となってきいます。

昔から日本食で取り入れられてきた食材です。

 

「ま」は豆、「ご」はゴマ、「わ」はわかめ、
「や」は野菜、「さ」は魚、「し」は椎茸、「い」は芋。

 

これらの食材を積極的に料理に取り入れていくと良いでしょう。
特に野菜は一日約350g、手のひら一杯は食べたいものです。

  1. 3食のバランスをよくとり、欠食は避ける。
  2. 油脂類の摂取も不足しないように注意する。
  3. 動物性たんぱく質を十分に摂取する。
  4. 肉と魚の摂取は1:1程度の割合にする。
  5. 肉は、様々な種類を摂取し、偏らないようにする。
  6. 牛乳は毎日200ml以上飲むようにする。
  7. 野菜は、緑黄色野菜、根菜類など豊富な種類を毎日食べる。
    火を通して十分摂取する。
  8. 食欲がないときには、おかずを先に食べ、ご飯を残す。
  9. 食材の調理法や保存法を習熟する。
  10. 酢・香辛料・香り野菜を十分に取り入れる。
  11. 調味料を上手に使い、美味しく食べる。
  12. 和風・中華・洋風の様々な料理を取り入れる。
  13. 会食の機会を豊富につくる。
  14. 噛む力を維持するために、義歯は定期的に点検を受ける。
  15. 健康情報を積極的に取り入れる。